【ケーススタディ】ロンドン博物館のセンサリーマップ
感覚過敏研究所SDI推進室のサイトで、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品などの国内外の事例を紹介しております。多くの事例をお伝えしながら、目に見えない感覚におけるダイバーシティ&インクルージョンを考えるきっかけになればと考えています。今回はロンドン博物館を紹介します。
イギリス(英国)のロンドン博物館では、光・音・ニオイなどの五感情報をマップ化し、来場者がマップを見ることによって、光が出る場所、ニオイがある場所を回避できたり、対策して鑑賞したり体験したりすることができます。
実際のセンサリーマップ

その他のアクセシビリティ提供
ロンドン博物館ではセンサリーマップのほかにも、自閉症や認知症の方々へのアクセシビリティ提供が行われています。例えば、子どもサイズのイヤーマフの貸し出しや、通常開館時間前の静かな状況での見学といったサービスが提供されています。

ロンドン博物館のウェブサイト(英語)
https://www.museumoflondon.org.uk/museum-london/plan-your-visit/museum-accessibility
センサリーマップを広めたい!
センサリールームやクワイエットアワー、センサリーマップは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間・時間・ツールです。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、センサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。
注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。
文:ゆーりんちー