【ケーススタディ】高知県足摺海洋館SATOUMI「フレンドリーデー」

感覚過敏研究所SDI推進室のサイトで、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品などの国内外の事例を紹介しております。多くの事例をお伝えしながら、目に見えない感覚におけるダイバーシティ&インクルージョンを考えるきっかけになればと考えています。
今回は、2022年5月29日に高知県の「足摺海洋館SATOUMI」で実施されたを「フレンドリーデー」紹介します。

フレンドリーデーとは?

普段、海洋館は様々なお客様が利用されます。しかし、光や音に敏感な方は、水槽の明かりや館内アナウンス等の音で十分に楽しめないことがあります。
そこで、光に敏感な方や、大きな音が苦手な方にも楽しめるよう、館内の光や音をいつもより優しくする試みが行われました。

当日の取り組み

海洋館側では、以下の取り組みがなされました。

・普段使わない天井の照明も用い、明度差をなくす。

・演出用音声や館内BGMの音量を65dB以下に設定。

・吸音材を用いた仕切りのあるカームダウンスペースを設置。

・この他、大きな声を出す、走り回る、順路の逆走などが特別に認められた。

高知県足摺海洋館SATOUMI「5月29日「フレンドリーデー」についてのお知らせ」高知新聞+PLUS「足摺海洋館、感覚過敏に優しく フレンドリーデー 照明・音量調整し展示 高知県土佐清水市」2022.05.31

明度差を小さくするため、天井の照明も用いられた水族館内。
引用元:高知新聞+PLUS「足摺海洋館、感覚過敏に優しく フレンドリーデー 照明・音量調整し展示 高知県土佐清水市」2022.05.31

センサリールーム、クワイエットアワーを広めたい!

センサリールームやクワイエットアワー、センサリーマップは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間・時間・ツールです。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、センサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。
ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。

注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。

引用・参考元

高知県足摺海洋館SATOUMI「5月29日「フレンドリーデー」についてのお知らせ」

高知新聞+PLUS「足摺海洋館、感覚過敏に優しく フレンドリーデー 照明・音量調整し展示 高知県土佐清水市」2022.05.31

(文:きさらぎ みずき)

感覚過敏研究所では、センサリールームやカームダウンスペース、クワイエットアワーの相談・企画・提案・設計などをおこなっています。

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