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【ケーススタディ】「Morrisons(モリソンズ)」のクワイエットアワー

感覚過敏研究所SDI推進室のサイトで、クワイエットアワーセンサリールームカームダウンスペースセンサリーマップセンサリーフレンドリーな商品などの国内外の事例を紹介しております。多くの事例をお伝えしながら、目に見えない感覚におけるダイバーシティ&インクルージョンを考えるきっかけになればと考えています。

クワイエットアワーとは、お店のBGMや照明を落として、感覚過敏の方が落ち着いて買い物や館内滞在できる時間帯やキャンペーンデーのことです。今回はイギリスの大手スーパー「Morrisons(モリソンズ)」を紹介します。

Morrisonsのクワイエットアワーについて

店内が騒がしく買い物することが難しいという感覚過敏を持つ方の声に耳を傾け、2018年に全店舗でクワイエットアワーを開始しました。当初は毎週土曜日の午前9時~10時、10時~16時営業の店舗は10時~11時のみでしたが、好評により日曜日の開店後1時間にも実施されるようになりました。

またスーパーサタデーと呼ばれるクリスマス直前の土曜日は、1年間で最も混み合うため、通常1時間のクワイエットアワーが3時間に延長されたこともあります。

クワイエットアワー時間内では、以下の取り組みがされています。

  • 照明を落とす
  • 音楽やラジオはOFF
  • アナウンスやレジなどの電子的な音を控える
  • 台車やカゴの移動は減らす
  • クワイエットアワーを伝えるポスターの設置
スーパーサタデーでのクワイエットアワーを伝える看板
スーパーサタデーでのクワイエットアワーを伝える看板

所長・加藤路瑛のレビュー

大型チェーン店のスーパーマーケットで定期実施されているのがいいですね。週1で実施されているので、お客さまの認知も高いのではないかと思います。お店の騒がしさや眩しさが苦手で買い物を避けていた方が落ち着いて買い物できる時間帯があるというのが素晴らしい社会の仕組みだと思います。

感覚過敏研究所では、日本国内の小売店や施設でクワイエットアワーの実施を目指しています。取り組みをご検討くださる企業や団体様がいらっしゃいましたらご連絡ください。

引用/参考先

Morrisons-CORPORATE「Morrisons to add quieter hours in all stores every Sunday」

Wikipedia「モリソンズ」

Mirror「Morrisons will switch off all sounds this Saturday for a heart warming reason」

文:いうと

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