
五感にやさしい社会を創造する
センサリールーム、クワイエットアワー、センサリーマップなどの五感にやさしい空間創造に関するコンサルティング、デザイン、プロモーションなどを総合的にプロデュースします。
感覚過敏とは?
感覚過敏とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの諸感覚が過敏で、日常生活に困難さがある状態をいいます。感覚過敏は発達障害の人に多く見られる症状ですが、そのほかにも、うつ病やPTSDなどの精神疾患、高次脳機能障害やてんかんなどさまざまな疾患でも見られる症状です。感覚過敏研究所SDI推進室は、感覚の過敏さに悩みを抱える方々の快適な環境づくりを目指します。
なぜ、センサリーD&Iが必要なのか?
ASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠如・多動症)などの発達障害に見られる感覚特性の他にも、さまざまな疾患による感覚の過敏性によって日常生活を送る中で困難さを抱えていらっしゃる方々がいます。過敏さゆえに、学校生活や就労などに悩まれる方も少なくありません。
光や音、ニオイなどの環境を工夫することで、安心して過ごすことができる場合もあります。目に見えない感覚過敏の問題は気がつきにくい課題ですが、今、世界ではその重要性を認識してセンサリーインクルーシブな取り組みが広がっています。日本においても社会にセンサリーD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の考えが浸透し、あたりまえに感覚の多様性を尊重しあえる社会への変容が求められています。
センサリーフレンドリーなケーススタディ
クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品などの国内外の事例を紹介いたします


感覚過敏研究所とパナソニック、乃村工藝社のコラボ企画。センサリールーム・カームダウンスペース

【ケーススタディ】「新国立競技場」のカームダウン・クールダウンスペース

【ケーススタディ】「Goトレイン」で設置されているクワイエットゾーン

【ケーススタディ】「Morrisons(モリソンズ)」のクワイエットアワー

このマーク知ってる?カームダウン・クールダウンマークについて

【ケーススタディ】「ポートランド国際空港(PDX)」のセンサリールーム

【ケーススタディ】万博だけではない。ドバイの各地で設置されているセンサリールーム事例紹介

【ケーススタディ】あらゆる感覚特性に対応した「ドバイ万博」のクワイエットルーム(センサリールーム)

【ケーススタディ】「おたる水族館」で実施されたクワイエットアワー

【ケーススタディ】ツルハドラッグで実施されているクワイエットアワー

【ケーススタディ】FIFAワールドカップカタール2022で設置されたセンサリールーム
Member
私たちは、感覚の多様性ある社会を実装するための専門集団です。

加藤路瑛/ Jiei Kato

大畑 慎治/Shinji Ohata

黒川駿哉/Shunya Kurokawa

前田佳宏/ Yoshihiro Maeda
和クリニック院長、東京大学病院精神神経科医局所属。精神保健指定医。発達障害、愛着障害、トラウマを中心につながりをケアする医師。精神分析、認知行動療法、家族療法のアプローチだけでなく、イメージと感覚を用いた治療も行う。しなやかなこころを育てるコーチングオンラインサロン「しなここラボ」、価値を押しつけず問いを深めあう哲学対話「ゲーテカフェ」主催。 サッカースタジアムの医療監修の経験からSDI推進室に参加。

小川修史/Hisashi Ogawa

きさらぎ みずき / Mizuki Kisaragi
大学院修士課程(障害科学)。自閉スペクトラム症(ASD)者の自尊感情について研究をしている。ASD・感覚過敏を抱える当事者であり、聴覚の過敏を抱えている。SDI推進室では国内を中心にセンサリーD&Iの事例の調査やライティングを担当。

ゆーりんちー / YuRinChi
触覚過敏・聴覚過敏・温度感覚過敏の当事者。SDI推進室では、海外経験を生かして主に英語圏での感覚過敏事情について調査、執筆を担当。 海外におけるアジア人女性としてのマイノリティ経験や、障がい児コミュニティ・LGBTQコミュニティと関わった経験を活かして、インクルーシブな社会づくりに貢献したいと考えている。

荒井宏之/Hiroyuki Arai

かびんの森メンバー
感覚過敏研究所が運営する感覚過敏の当事者と家族が無料で参加できるコミュニティのメンバーを中心に、当事者やご家族のご意見を取り入れた空間や商品の企画・提案をすすめます。かびんの森参加者は現在640名を超えています(2022年6月現在)